紫外線防止剤の種類と指標

★紫外線吸収剤

紫外線吸収剤そのものが紫外線を吸収し、熱などの他のエネルギーに変化させてヒフ表面から放出させ、ヒフ内部に紫外線の悪影響が及ぶのを防ぎます。

 

★紫外線散乱剤

主に金属酸化物の粉体で、ヒフ表面で紫外線を乱反射させて、ヒフ内部への浸透を防ぎます。

パスターの成分で亜鉛華(あえんか)【酸化亜鉛】などがこれに含まれます。

 

クロロフイル美顔教室では紫外線対策として、パスターを使った保護する化粧や紫外線吸収剤を含まないノンケミカルタイプの日ヤケ止め、安全性が高く経費吸収されない分子量の大きい紫外線吸収剤とマイクロカプセルの中に閉じ込めてヒフと接触させない紫外線吸収剤などを用いて安全性とPA++++を実現した日ヤケ止めをご用意しています。

 それぞれ特徴がありますので、専任の美顔師にご相談ください。

 

■SPFとは? UVBの防止効果の指標となります。

Sun Protection Factor(紫外線防御指数)の略です。

紫外線防止剤を塗ったとき、UVBによりヒフが赤くなるのをどれくらい遅らせることができるかの目安になります。

SPF50+が日本化粧品工業連合会の統一基準で定められた上限値です。

一般的に、真夏の晴れた海辺で日本人のヒフが赤くなる標準時間は20~25分ですから、

 SPF値×20~25分=紫外線防止時間

ということになります。例えば、SPF=30の日ヤケ止めを塗ったとき、20~25×30=10~12.5時間、ヒフが赤くなるのを防ぐことができます。

 

■PAとは? UVAをどのくらい防止できるかという目安です。

Protection Grade of UVAの略です。

紫外線防止剤を塗ったとき、UVAによりヒフが黒くなる(持続型即時黒化)のをどれくらい遅らせることができるかを基準にして定められています。

 

PA+     UVA防止効果がある

PA++    UVA防止効果がかなりある

PA+++   UVA防止効果が非常にある

PA++++  UVA防止効果が極めて高い